新聞掲載記事情報(令和6年9月号)
新聞掲載記事(令和6年9月号)目次
タイトルをクリックすると全文記事に移ります。
○福井新聞「教えて!相談員さん」
・訪問購入トラブル~むやみに貴金属見せない~ (令和6年9月17日掲載)
○朝日新聞「くらし110番」
・太陽光パネルの点検商法~突然の訪問 きっぱり断って~ (令和6年9月12日掲載)
・訪問購入トラブル~業者の電話 安易に承諾しない~ (令和6年9月20日掲載)
○日刊県民福井・中日新聞「暮らしワンポイント」
・点検商法~不安あおり購入勧める~ (令和6年9月24日・25日掲載)
・訪問購入トラブル~むやみに貴金属見せない~
「皿などの不用品があれば買い取る」と電話があり、ちょうど不要な皿があったので訪問を承諾した。用意していた皿を出したが「皿は全部で100円。ほかに指輪などの貴金属はないか」と聞かれ、指輪とネックレスを査定してもらい、2900円で買い取りしてもらったが、大事な指輪だったので返却してほしいとの相談がありました。
「訪問購入」とは、購入業者が、店舗など以外の場所(例えば消費者の自宅など)で契約を締結などして物品を購入させることをいいます。購入業者は突然の訪問で勧誘することや、当初の話と違う物の売却を求めることは禁止されています。
また訪問購入には、クーリングオフが適用されます。期間は、売却した物品の詳細などを記載した契約書を受け取った日から8日間です。期間中は、物品の引き渡しを拒むこともできます。
今回は、センターより業者に連絡しクーリングオフを受け付けてもらいました。訪問購入業者には、1人で対応しない、むやみに貴金属を見せない、渡さないよう十分注意してください。
(福井新聞「教えて!相談員さん」 令和6年9月17日掲載)
・太陽光パネルの点検商法~突然の訪問 きっぱり断って~
「『太陽光パネルの点検が義務化されたので点検に来た。パネルに傷がついている。このままでは火事になるのでコーティングが必要だ。費用は70万円』と言われた。不安になり契約したが、太陽光発電を設置した業者ではない。高額なので解約したい」という相談がありました。
点検と称して訪問してくる事業者は、言葉巧みに消費者の不安をあおり、工事やサービスの契約を取り付けようとします。トラブルにあわないために事業者の説明をうのみにせず、必要のない契約はきっぱり断りましょう。
トラブル回避のポイントは次の通りです。(1)突然訪問してきた業者には安易に点検をさせない(2)すぐに契約せず、複数社から見積もりを取るなど十分に検討する(3)保険金を利用できるというトークには気をつける。
突然の訪問で契約した場合などは、クーリングオフできることがあります。その期間は8日間なので、最寄りの消費生活センターに早めに相談しましょう。
(朝日新聞 「くらし110番」令和6年9月12日掲載)
・訪問購入トラブル~業者の電話 安易に承諾しない~
消費者の自宅を購入業者が訪問して物品を買い取る「訪問購入」のトラブルが後を絶ちません。
「『お皿などの不用品があれば買い取ります』と電話があり、不用なお皿があったので、訪問を承諾した。訪問して来た業者はお皿を100円で買い取ってくれたが、『指輪などの貴金属はないですか』と居座った。売るつもりはなかったが、指輪を見せたら3千円で強引に買い取られてしまった。返してほしい」との相談がありました。
訪問購入にはクーリングオフ制度があります。相談者にクーリングオフの手続きを助言し、引き渡した指輪は返品されました。しかし、クーリングオフ後に、引き渡した物品と異なる粗雑な物品が返品された事例もあります。契約書を受け取ってから8日間のクーリングオフ期間中は、物品の引き渡しを拒むことができます。売却の契約をしても、その場ですぐに物品を引き渡す必要はありません。
まずは、訪問購入業者から電話があっても、安易に訪問を承諾しないことです。
(朝日新聞 「くらし110番」令和6年9月20日掲載)
・点検商法~不安あおり購入勧める~
「5日前、『今から給湯器の点検に行きます』と電話があり、給湯器を契約した業者が定期的に点検をしてくれるので、その業者からの電話と思い込み承諾した。点検後、『古いので、すぐに交換しなければ危ない』と言われ、不安になり契約した。しかし、契約書を確認したら、別の業者からの勧誘だった。解約したい」との相談がありました。
これは、点検を口実に訪問し、消費者の不安をあおるなどして新たに製品を購入させる「点検商法」と呼ばれる手口です。
このような点検商法は、訪問販売なので、契約書を受け取ってから8日以内であればクーリングオフができます。相談者には、クーリングオフの手続きをするよう助言し、解約することができました。
給湯器は、長期間の使用により重大な事故が起こる可能性があります。業界団体などでは、10年をめどに信頼できる業者による点検や取り替えを推奨しています。
点検後に製品の購入を勧められても、その場ですぐに契約しないようにしましょう。不安な場合は、本当に交換が必要なのか契約先のガス業者やメーカーなどに相談しましょう。購入する場合は、複数の業者からの見積もりを取ることも大切です。
(日刊県民福井・中日新聞「暮らしワンポイント」 令和6年9月24日・25日掲載)
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