嶺南スマートエネルギーエリアプロジェクト
福井県では、嶺南Eコースト計画(令和2年3月策定)において、嶺南地域に、便利で災害に強く、環境にもやさしい「スマートエネルギーエリア」の創出をプロジェクトの一つに掲げ、嶺南市町や電力事業者等と連携して取組みを進めています。
主な施策として、太陽光発電や蓄電池を備えたスマートタウンの整備や、EV(電気自動車)等の蓄電池を活用して電力受給を調整するVPP(仮想発電所)システムの構築などを進めていきます。
こうした施策を通じ、地域全体の付加価値を高め、文化的・健康的に暮らせるライフスタイルの先進地「WAKASAリフレッシュエリア」の形成につなげていきます。
スマートエリアのイメージ
スマートタウン、公共施設、EVなどの分散型電源をまとめて制御することにより、地域全体でエネルギー利用の最適化を目指します。
VPP(バーチャルパワープラント(仮想発電所))の概要
VPPは、従来、主に火力発電所の出力の増減等、供給側で行ってきた電力の需給調整を、電力系統に繋がっている需要家側の機器・設備の制御により、需要家側から捻出できる需給調整力を活用し、あたかも一つの発電所(仮想発電所)のように機能させる仕組みです。
スマートエリア実現に向けた主な取組み
VPP構築に関する実証実験
福井県、敦賀市、小浜市、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町、関西電力、北陸電力が連携して、VPPの実証実験を実施しています。
初年度である令和2年度のVPP実証実験では、全国初の試みとして、複数市町にまたがる広域的なエリアでEVや蓄電池をネットワーク化しました。遠隔で充電(上げDR)、放電(下げDR)を指示し、需給調整の市場取引に参加できる精度で達成できました。
令和3年度は、大規模太陽光発電所や水素ステーションをVPPのリソースに加えるとともに、産地と電源種別を特定した電力を需要に合わせて成形する模擬的な再エネ供給実証実験を計画しています。
こうした実証を令和5年度まで行い、エネルギーを賢く使う地域づくりや脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
VPPと連動したEVカーシェアリング【利用受付中!】(ご利用方法はこちら)
嶺南市町の駅駐車場等にシェアEV(日産:リーフ)を配備しており、VPPの電源として利用するだけでなく、住民や観光客などへの貸し出し(カーシェアリング)を実施しています。
ぜひ、シェアEVのご利用(運転など)を通じて、地域でエネルギーを賢く使う実証実験にご参加ください。
県補助金を活用した嶺南市町の取組み(モデル事業)
スマートエリアの早期実現に向けて、嶺南市町の取組みを補助金等で支援しています。
<市町の事業計画>
令和3年度 高浜町、おおい町
令和4年度 高浜町、若狭町
令和5年度 若狭町
令和6年度 若狭町
嶺南スマートエリアの勉強会
関連ファイルダウンロード
R3 高浜町(PDF形式 333キロバイト)
R3 おおい町(PDF形式 234キロバイト)
R4 高浜町(PDF形式 1,495キロバイト)
R4 若狭町(PDF形式 257キロバイト)
R5 若狭町(PDF形式 258キロバイト)
R6 若狭町(PDF形式 263キロバイト)
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アンケート
より詳しくご感想をいただける場合は、energy@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
お問い合わせ先
エネルギー課
電話番号:0776-20-0229 | ファックス:0776-20-0624 | メール:energy@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)