平成29年 福井県鉱工業指数年報
【平成30年7月25日】
平成29年(1月~12月)の推移をまとめた、平成29年福井県鉱工業指数年報を作成しました。
福井県鉱工業指数 平成29年の概況
平成29年の鉱工業生産の動向を指数でみると、前年比11.0%増の135.1となり、2年ぶりに上昇した。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業や化学工業、電気機械工業などで上昇している一方、パルプ・紙・紙加工品工業やプラスチック製品工業、その他の工業などでは低下しており、業種により差異がみられる。
原指数 | |||
28年 | 29年 | 前年比 | |
生産指数 | 121.7 | 135.1 | 11.0% |
出荷指数 | 124.6 | 133.6 | 7.2% |
在庫指数 | 154.4 | 170.3 | 10.3% |
生産の動向
平成29年の福井県鉱工業生産指数(平成22年=100)は、総合で前年比11.0%増の135.1となり、2年ぶりに上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比5.0%増、4~6月期が同0.9%減、7~9月期が同1.1%増、10~12月期が同4.1%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、化学工業、電気機械工業など13業種で上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、プラスチック製品工業、その他の工業など7業種で低下した。(上昇および低下の業種数は、秘匿の業種を除いている。以下同じ。)
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比4.2%増の105.2、生産財は同13.3%増の148.3となった。
出荷の動向
出荷指数は総合で前年比7.2%増の133.6となり、4年連続で上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比1.9%増、4~6月期が同0.3%減、7~9月期が同1.7%増、10~12月期が同2.5%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、輸送機械工業など14業種で上昇し、その他の工業、プラスチック製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業など6業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比5.1%増の107.1、生産財は同7.9%増の144.6となった。
在庫の動向
在庫指数は前年比10.3%増の170.3となり、2年ぶりに上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比4.2%増、4~6月期が同3.1%増、7~9月期が同1.0%増、10~12月期が同3.6%増となった。
業種別にみると、化学繊維・紡績、化学工業、プラスチック製品工業など8業種で上昇し、窯業・土石製品工業、生産用機械工業、その他の繊維など6業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比7.8%減の116.6、生産財は同14.5%増の186.4となった。
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