福井県学校保健統計調査　平成16年度

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【平成17年3月7日公表】

この報告書は、平成16年度学校保健統計調査について、福井県分の概要をとりまとめたものです。

調査の概要

調査の目的

この調査は、児童、生徒および幼児の発育状態および健康状態を明らかにし、学校保健行政上の基礎資料を得ることを目的としています。

調査の範囲・対象

1. 調査の範囲は、小学校、中学校、高等学校および幼稚園のうち、文部科学大臣があらかじめ指定する学校（以下「調査実施校」という。）としています。
2. 調査の対象は、調査実施校に在籍する満5 歳から17 歳（平成16 年4 月1 日現在）　までの児童、生徒および幼児（以下「児童等」という。）の一部です。
3. 標本抽出により得られた調査対象者数は、次表（各年度の調査の概要を参照）のとおりである。発育状態の調査は、　調査実施校に在籍する児童等のうちから年齢別男女別に抽出された者を対象とし、健康状態の調査は、調査実施校の全学級のうちから学年毎に抽出された学級の全員を対象としています。

調査事項

1. 児童等の発育状態　　身長、体重、座高
2. 児童等の健康状態
   栄養状態、脊柱・胸郭の疾病・異常、視力、聴力、眼の疾病・異常、耳鼻咽頭疾患、皮膚疾患、歯・口腔の疾病・異常、結核、心臓の疾病・異常、尿、寄生虫卵、その他の疾病・異常、結核に関する検診

調査期日

　　　　4月1日から6月30日までの間に実施

統計表中の符号について

　「▲」　→　計数が負数の場合。
　「－」　→　該当者がいない場合。
　「0.0」 → 計数が単位未満の場合
　「…」　→　調査対象とならなかった場合。
　「Ｘ」　→　標本サイズが小さい等のため統計数値を公表しない場合

留意事項

この報告書は、平成16年度学校保健統計調査（文部科学省所管）について、発育状態に関しては文部科学省の速報集計結果を、健康状態に関しては調査票を基に福井県が独自に集計した結果を概要としてとりまとめたものです。
確報集計結果は文部科学省ホームページにて閲覧できます。

結果の概要

【発育状態】

• 身長
  ・男子は7歳、9歳、12歳、女子は6歳を除いて全国平均値を上回る。
  ・女子は15歳が全国1位、16歳が3位、17歳が4位と高等学校において全国上位
• 体重
  ・14歳から17歳においては、男子、女子共に全国平均値を上回る。
  ・すべての年齢においておおむね全国中位
• 座高
  ・男子、女子共に、すべての年齢において全国平均値以上であり、全国上位に位置する。
  ・特に女子は、5歳を除き全国順位がひとけた台
   

【健康状態】

• 裸眼視力
  ・視力1.0未満の者の割合は、幼稚園、高等学校では年度により増減しているが、小学校、中学校では横ばい状態
  ・幼稚園、小学校、中学校では全国平均値を上回るが、高等学校では全国平均値を下回る。
• むし歯
  ・むし歯のある者の割合はすべての学校種別で前年度より減少したが、すべての学校種別において全国平均値を上回る。
• ぜん息
  ・小学校を除き前年度より増加しているが、高等学校を除いて全国平均値を下回る。