漢字解説本『白川静博士の漢字の世界へ』（改訂版）発行部数３万５千部達成

最終更新日 2012年4月10日 ｜ ページID 016665

漢字解説本『白川静博士の漢字の世界へ』（改訂版）　　発行部数３万５千部達成（平成２４年４月９日）のお知らせ


　平成２３年２月２５日に福井県教育委員会が編集・発行し、（株）平凡社より販売を始めた漢字解説本『白川静博士の漢字の世界へ』が、４月９日に発行部数３万５千部を達成しました。
　初版は１万部でしたが、全国からご好評をいただき、平成２３年４月、５月、１０月、平成２４年２月にそれぞれ５千冊ずつを増刷し、今回の６刷５千部の増刷により、累計３万５千部の発行となりました。
今後も本県の特色ある漢字教育や「白川文字学」を全国に広めていきたいと思っております。

　前回、発行部数が３万部達成した際に、出版業界に詳しい編集工学研究所所長 松岡正剛氏から次のようなコメントをいただきました。
「発行部数３万部というのは本当にすごいこと。小学生たちに白川静の漢字観が浸透するなんて、現在の日本の初等学習プログラムで考えられるかぎりの最高の成果だ。なぜなら漢字の成り立ちには、アジアと日本がまるごと入っているからだ。そのことを深い思索で証明したのが、白川文字学だったからだ。福井県の努力と奇跡に感服するとともに、この画期的なムーブメントが全国にどんどん広まっていくことを心から期待している。」

【参考】
『白川静博士の漢字の世界へ』（小学校学習漢字解説本）について
　白川静博士の故郷である本県では、「白川文字学」に基づく独自の漢字教育に取り組み、全国学力テストで全国トップクラスの成績をあげている。本書は、平成２０年４月より県内全小学校で使われ、全国の教育者等から注目を集めた漢字解説本の改訂版。小学校学習指導要領(国語)別表「学年別漢字配当表」の漢字、全1006字の解説を収録。おとなも学べる、漢字解説本である。
　全国書店にて好評発売中　定価１，６００円（税別）