映画『雪の花 -ともに在りて-』公開記念企画 高校生『雪の花』読書会&映画応援メッセージボードづくり
映画『雪の花 -ともに在りて-』(2025年1月24日全国公開)の公開を前に、原作となった吉村昭著の小説『雪の花』を課題本として読書会を行い、映画応援メッセージボードをつくりました。
吉村昭『雪の花』(1988年、新潮社)~天然痘の予防にかけた笠原良策の生涯を描く小説~
長い間、死の病であった天然痘。幕末福井の町医者・笠原良策(白翁)は、痘苗(ワクチン)接種が天然痘予防に効果があることを知る。人々の無理解に苦しめられながらも奔走し、ついに京都で痘苗を得たが、福井に持ち込むためには、雪深い栃ノ木峠を越えなければならなかった・・・。
吉村昭は、幕末天然痘の予防のため種痘普及に尽力した笠原良策(白翁)の生涯を描き、1971年に児童向け『めっちゃ医者伝』(新潮少年文庫)を出版。その後、笠原家文書(福井市立郷土歴史博物館蔵)の再調査を行い、大幅に書き直したうえで、1988年、タイトルを『雪の花』と改題して出版しました。
2025年1月24日、吉村昭『雪の花』を原作とした映画『雪の花 -ともに在りて-』が全国公開となりました。
『雪の花』(新潮文庫刊)吉村昭著、1988年
プログラム
参加生徒は事前に課題本『雪の花』を読みました。
1 学芸員が『雪の花』を解説
福井県ふるさと文学館の学芸員から、原作者の吉村昭や小説『雪の花』について、天然痘、笠原良策(白翁)、福井県内で作品の舞台となった場所についてなどの解説を聞きました。
2 みんなで『雪の花』について語り合おう
福井県立図書館司書のファシリテートで読んだ感想や、気づきなどをおしゃべりしました。
3 映画『雪の花 -ともに在りて-』応援メッセージボードをつくろう
小説『雪の花』の感想や、映画への思いなどを寄せ書きしました。
実施の様子
福井県立羽水高校(2024年12月18日)
仁愛女子高校(2025年1月10日)
福井県立高志高校(2025年1月17日)
映画応援メッセージボード
羽水高等学校 映画応援メッセージボード(PDF形式 1,305キロバイト)
仁愛女子高校 映画応援メッセージボード(PDF形式 341キロバイト)
高志高校 映画応援メッセージボード(PDF形式 1,625キロバイト)
メッセージボードは、映画上映館(テアトルサンク)、福井県ふるさと文学館で展示します
関連リンク
- 松竹株式会社 映画『雪の花 -ともに在りて-』
- 福井県ふるさと文学館
- 福井県立図書館
- 福井県文書館 ゆるっトーク「笠原良策の往復書簡から-映画「雪の花」をたのしむために-」
- 福井市橘曙覧記念文学館 企画展「笠原白翁と橘曙覧」
- 福井県の子どもの読書活動推進事業(トップページ)
アンケート
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