駅舎建築工事が始まりました!
令和2年10月5日(月)に、福井県内4駅舎のトップを切って福井駅の建築工事が始まりました。
北陸本線の東側に建築される新幹線福井駅は長さ約312mあります。
そのうち北側約70mは北陸本線とえちぜん鉄道に挟まれています。
駅舎の骨組みとなる柱や梁(ハリ)などの資材吊り上げや鉄骨建方などは横に配置したクレーンで行いますが、北側約70mはクレーンを横に配置できないため資材吊り上げや鉄骨建方を行うことができません。
そこで新幹線福井駅の工事は北側約70mをスライド工法、残り約242mはクレーンを使用した一般的な工法で工事を行います。
工事はまず北側約70m、その後、南端に移り北側に向かって建方工事を進めて行きます。
〇スライド工法の概要
(1)高架橋上に仮設のレールを設置する。
(縦断図) (横断図)
(2)ベントと呼ばれる鉄骨を組み立てるための仮設の支柱を(1)で設置したレール上に設置する。
(3)ベントを利用し、大型クレーンで吊り上げた鉄骨を組み立てる。
(4)組み立てた鉄骨をベントごとスライドして、空いたスペースで再び(2)~(3)の手順を行い、先に組み立てたものに繋げて一緒にスライドする。これを5回繰り返し、所定の位置に鉄骨を移動させ、高架橋上に固定する。その後、ベントおよびスライドレールを撤去する。
駅舎の骨組みとなる鉄骨をトレーラーで運搬し、作業ヤードで組立てた後、大型クレーン(350トン吊り)で高架橋上に吊り上げます。
←350トン吊クレーン
〇クレーン吊り上げ状況動画
駅舎鉄骨部材(梁)クレーン吊り上げ開始からベント上に設置するまでの流れ
初日は、梁部材(重さ約9トン、長さ約18m)を2組設置しました。
今後、芦原温泉駅、南越(仮称)駅、敦賀駅でも同様に駅舎の建築工事が順次始まる予定です。
○福井駅完成イメージ(画像提供:鉄道・運輸機構)
●外観
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