SmartCityXプログラムにおける取組み
福井県は令和2年10月、デジタル技術等を活用し、生活者目線で地域課題の解決を目指すグローバル・オープンイノベーション・プログラム「SmartCityX」に参画し、地域課題や実証フィールドの提供等で協力しています。
1 SmartCityXの概要
トヨタ自動車のグループ会社や出光興産などの国内大手企業(13社)が、世界中のスタートアップと提携し、自治体や住民の協力を得ながら、生活の利便性を向上させる技術等の社会実装を目指すプログラムです。(運営は、米サンフランシスコに拠点を置くベンチャー投資企業「スクラムベンチャーズ」と渋谷区に拠点を置く「スクラムスタジオ(株)」)。
※ 詳細は、SmartCityX公式ホームページ(以下URL)をご確認下さい。
https://www.smartcity-x.com/
2 デジタル時代の新たな交通安全対策~テレマティクス技術を活用した新たな交通システム~
令和3年6月23日、SmartCityXの成果発表会が行われ、 県と県警、および同プログラムに参画するあいおいニッセイ同和損害保険(株)の3者による「デジタル時代の新たな交通安全対策」にむけた実証が、SmartCityXの主要プロジェクトの一つに決定しました。
<概要>
あいおいニッセイ同和損害保険(株)がもつテレマティクス技術を使って、県内ドライバーの運転データを取得し、事故が発生する恐れのあるエリアを抽出・分析。
県と県警がデータの有用性を確認した上で、実証で取得したデータと警察が持つ事故データを掛け合わせて事故の発生を未然に防止するなど、先手先手の交通安全対策を目指す。(実施時期・場所など実証実験の詳細はこちら)
※ 福井県の実証開始プレスリリース(10月1日)
※ 福井県の実証決定プレスリリース(6月23日)
※ あいおいニッセイ同和損害保険(株)のプレスリリース(6月23日)
3 「冬のDigi田園甲子園」において内閣総理大臣賞を受賞
国では、地域課題解決にむけて民間企業等が行うデジタルを使った優れた取組を選定、表彰する「冬のDigi田甲子園」を開催し、受賞対象となる上位8企業・団体を決定しました。(令和5年3月7日)
その中で、「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 デジタル(テレマティクス)技術を活用した新たな交通安全対策」が、内閣総理大臣賞を受賞しました。
<紹介動画>※画像をクリックすると動画が再生します。
<参考資料>補足資料(あいおいニッセイ同和損害保険)(PDF形式 1,020キロバイト)
※あいおいニッセイ同和損害保険(株)提供
受賞した福井県における取組
(1)取 組 名:「デジタル(テレマティクス)技術を活用した新たな交通安全対策」
(2)実 施 機 関:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
(3)概 要:本県明新地区を実証地域とし、ドライバーの運転データを取得する車載タグ(テレマ
ティクスタグ)を用いて県内の危険運転エリアを示す「交通安全マップ」を作成。
事故実績に基づく事後対応ではなく、急ブレーキなどのヒヤリハットのデータを活用す
ることで、未然予防の観点から最適な交通安全対策の立案・実行・効果検証に寄与。
(4)取組の展開:福井県では、「交通安全マップ」を用いた注意喚起を図ることに加え、
・福井県警による、運転データを活用した交通安全対策(最高速度30キロメートルの
速度規制「ゾーン30」)
・県と明新地区の小中学校が協力し、児童生徒が「交通安全マップ」を用いた通学路
の交通安全対策を検討・発表するデータ分析学習
・越前市における「地域安全マップ キッズセーフ」作成
といった、データ分析・利活用を通じた取組みを進めています。
※その他の受賞事例については、内閣官房「冬のDigi田園甲子園」の特設ページからご覧いただけます。
Digi田甲子園|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)
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