施設のバランスシート・行政コスト計算書の作成について

（１）   新たな財務分析の試みとして、県民の皆様になじみのある企業会計的手法（発生主義）

を用いてコスト等を明らかにすることにより、透明性の高い施設運営を目指します。

（２）   個別の施設の収入・支出の状況を利用状況、活動実績を併せて明らかにすることにより、　

コスト意識を醸成し効率的な施設運営に努めるとともに、いっそうの利用促進を図ります。

（１）対象

本年度は試行的に、県民に広く利用されている以下の公の施設について作成

（施設の種類ごとに直近に建設された大規模な施設を抽出）

（２）作成の基準日

平成15年4月1日から平成16年3月31日までの1年間

（出納閉鎖期間中の現金出納は期間内として整理）

（３）行政コストの範囲（ 　詳細はこちら）

建物等の減価償却費、修繕費、職員給与、公債費利子、その他施設運営に必要な消耗品、委託料、

光熱水費　等

施設名

施設の種類

１

　 　県立図書館

図書館

２

　 　県立音楽堂（ハーモニーホールふくい）

音楽ホール

３

　 　恐竜博物館

博物館

４

　 　ふくい健康の森

スポーツ施設

５

　 　三方青年の家

宿泊・研修施設

６

　 　国際交流会館

貸館施設

７

　 　産業情報センター

貸館・研修施設

８

　 　児童科学館（エンゼルランドふくい）

児童厚生施設

今後、バランスシートおよび行政コスト計算書により明確になった個別の施設の経営状況をひとつの目安として、コスト意識を醸成し、効率的な施設運営や利用促進に努めていきたいと考えています。

一方で、公の施設は民間施設と異なり、多くの施設が無料または低料金で利用できるとともに、個人では入手困難な書籍や楽器等に接する機会も提供しています。そのため、コストのみを捉えて施設運営を評価することは適当でなく、利用者の満足度や地域への貢献度などを含めた多面的な評価が必要と考えられます