財政事情　第１５１回

　

令和６年３月１６日に延伸開業した北陸新幹線の賑わい

 

　 

　 

　この財政事情は、県の財政状況と県が管理する地方公営企業の業務状況を広く県民の皆様にお知らせし、県政に対する御理解と御協力をいただくため、県が毎年２回公表しているものです。
　

　今回は、令和６年度当初予算の概要と令和５年度下半期（令和５年10月1日から令和６年3月31日まで）の財政運営の状況を中心に、県財政の推移と現状について説明します。

 

　県内経済の公共投資は弱めの動きとなっていますが、個人消費は持ち直してきており、福井県の景気は持ち直しの動きが続いています。

 

　令和６年３月１６日に５０年来の悲願となる北陸新幹線福井・敦賀間が開業し、「ふくい新時代の幕開け」となりました。令和６年度当初予算では、観光地の磨き上げや誘客プロモーション強化など、北陸新幹線開業効果の最大化を図る予算を計上しています。加えて、日本一幸福な子育て県「ふく育県」を拡大する【複育応援】として「ゆりかごから巣立ちまで」の切れ目ない支援を実施し、人口減少社会への対策を促進する予算を計上しています。

　また、令和５年度２月補正予算において、国補正予算に伴う経済対策や令和６年能登半島地震への対応を予算計上し、当初予算と一体的に編成しています。

 

　県民の皆様におかれましては、この財政事情の公表を通じて、本県の財政状況について御理解をいただくとともに、今後とも県政推進に一層の御協力をお願いします。

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