令和2年 福井県鉱工業指数年報
【令和3年7月30日】
令和2年(1月~12月)の推移をまとめた、令和2年福井県鉱工業指数年報を作成しました。
福井県鉱工業指数 令和2年の概況
令和2年の鉱工業生産の動向を指数でみると、前年比6.3%減の94.6となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業 、家具・木製品工業の2業種で上昇している一方、生産用機械工業やその他の工業、化学工業などでは低下しており、業種により差異がみられる。
原指数 | |||
令和元年 | 令和2年 | 前年比 | |
生産指数 | 101.0 | 94.6 | ▲6.3% |
出荷指数 | 102.9 | 94.9 |
▲ 7.8% |
在庫指数 | 102.9 | 97.7 |
▲ 5.1% |
生産の動向
令和2年の福井県鉱工業生産指数(平成27年=100)は、総合で前年比6.3%減の94.6となった。
四半期別にみると、1~3月期が前期比0.7%増、4~6月期が同7.2%減、7~9月期が同4.0%増、10~12月期が同4.6%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業 、家具・木製品工業の2業種で上昇し、生産用機械工業、その他の工業、化学工業 など18業種で低下した。(上昇および低下の業種数は、秘匿の業種を除いている。以下同じ。)
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比15.3%減の90.5、生産財は同1.1%減の96.7となった。
出荷の動向
出荷指数は総合で前年比7.8%減の94.9となり、3年連続で低下した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比0.6%増、4~6月期が同12.1%減、7~9月期が同5.9%増、10~12月期が同5.0%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業 、家具・木製品工業の2業種で上昇し 、輸送機械工業、生産用機械工業、非鉄金属製品工業など18業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比14.8%減の91.6、生産財は同4.2%減の96.4となった。
在庫の動向
在庫指数は前年比5.1%減の97.7となった。
四半期別にみると、1~3月期が前期比3.7%減、4~6月期が同0.6%減、7~9月期が同0.0%、10~12月期が同1.1%減となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業 、窯業・土石製品工業、輸送機械工業など5業種で上昇し、化学工業、化学繊維・紡績、衣類など11業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比7.2%減の113.7、生産財は同4.4%減の94.5となった。
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