平成30年 福井県鉱工業指数年報
【令和元年9月25日】
平成30年(1月~12月)の推移をまとめた、平成30年福井県鉱工業指数年報を作成しました。
福井県鉱工業指数 平成30年の概況
平成30年の鉱工業生産の動向を指数でみると、前年比0.6%増の109.0となり、5年連続で上昇した。
業種別にみると、電気機械工業や窯業・土石製品工業、生産用機械工業などで上昇している一方、電子部品・デバイス工業やパルプ・紙・紙加工品工業、非鉄金属工業などでは低下しており、業種により差異がみられる。
原指数 | |||
29年 | 30年 | 前年比 | |
生産指数 | 108.4 | 109.0 | 0.6% |
出荷指数 | 109.0 | 108.5 | ▲0.6% |
在庫指数 | 97.4 | 109.7 | 12.6% |
生産の動向
平成30年の福井県鉱工業生産指数(平成27年=100)は、総合で前年比0.6%増の109.0となり、5年連続で上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比1.7%減、4~6月期が同1.8%増、7~9月期が同2.3%減、10~12月期が同0.4%減となった。
業種別にみると、電気機械工業、窯業・土石製品工業、生産用機械工業など10業種で上昇し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、非鉄金属工業など10業種で低下した。(上昇および低下の業種数は、秘匿の業種を除いている。以下同じ。)
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比6.8%増の111.5、生産財は同2.5%減の107.7となった。
出荷の動向
出荷指数は総合で前年比0.5%減の108.5となった。
四半期別にみると、1~3月期が前期比2.8%減、4~6月期が同0.3%増、7~9月期が同1.9%減、10~12月期が同1.5%減となった。
業種別にみると、電気機械工業、窯業・土石製品工業、生産用機械工業など9業種で上昇し、電子部品・デバイス工業、非鉄金属工業、化学工業など11業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比8.3%増の113.0、生産財は同4.5%減の106.3となった。
在庫の動向
在庫指数は前年比12.6%増の109.7となり、2年連続で上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比1.3%増、4~6月期が同4.7%増、7~9月期が前期同値、10~12月期が同5.3%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、化学工業、プラスチック製品工業など8業種で上昇し、化学繊維・紡績、パルプ・紙・紙加工品工業、生産用機械工業など8業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比5.5%増の114.4、生産財は同14.4%増の108.8となった。
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