平成26年 福井県鉱工業指数年報
【平成27年8月31日】
平成26年(1月~12月)の推移をまとめた、平成26年福井県鉱工業指数年報を作成しました。
福井県鉱工業指数 平成26年の概況
平成26年の鉱工業生産の動向を指数でみると、前年比1.7%増の112.8で、2年ぶりの上昇となった。
指数の推移としては、平成26年1月から繊維工業において大きな低下が見られたが、電子部品・デバイス工業や金属製品工業などの上昇もあり、4月~6月期以降は全体として右肩上がりで推移した。
業種別にみると、近年需要の増加が続いている電子部品・デバイス工業や、金属製品農業、輸送機械工業などで上昇している一方、衣類や化学繊維・紡績、電気機械工業などでは低下しており、業種により差異がみられる。
平成21年以降の動向としては、リーマンショックの影響で著しく低下した平成21年当初以降徐々に回復し、上昇基調が続いていたが、平成24年からは横ばい傾向で推移している。
原指数 | |||
25年 | 26年 | 前年比 | |
生産指数 | 110.9 | 112.8 | 1.7% |
出荷指数 | 110.8 | 114.9 | 3.7% |
在庫指数 | 154.3 | 145.4 | ▲ 5.8% |
生産の動向
平成26年の福井県鉱工業生産指数(平成22年=100)は、総合で前年比1.7%増の112.8となり、2年ぶりに上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比0.6%減、4~6月期が同3.5%増、7~9月期が同2.0%増、10~12月期が同6.5%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、輸送機械工業など11業種で上昇し、衣類、電気機械工業、化学繊維・紡績など9業種で低下した。(上昇および低下の業種数は、秘匿の業種を含めている。以下同じ。)
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比0.8%減の102.4、生産財は同2.7%増の117.4となった。
出荷の動向
出荷指数は総合で前年比3.7%増の114.9となり、2年ぶりに上昇した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比1.1%増、4~6月期が同2.4%増、7~9月期が同3.5%増、10~12月期が同3.8%増となった。
業種別にみると、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、生産用機械工業など11業種で上昇し、衣類、化学繊維・紡績、電気機械工業など11業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比1.9%増の108.0、生産財は同4.4%増の117.8となった。
在庫の動向
在庫指数は前年比5.8%減の145.4となり、5年ぶりに減少した。
四半期別にみると、1~3月期が前期比1.8%減、4~6月期が同1.9%減、7~9月期が同4.2%減、10~12月期が同2.0%増となった。
業種別にみると、化学工業、パルプ・紙・紙加工品工業、織物など10業種で上昇し、窯業・土石製品工業、生産用機械工業、衣類など8業種で低下した。
また、特殊分類別(財別)にみると、最終需要財は前年比24.4%減の99.1、生産財は同1.2%減の159.3となった。
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関連ファイルダウンロード
- 平成26年福井県鉱工業指数年報(PDF形式 3,939キロバイト)
- 福井県鉱工業指数の解説(平成22年基準)(PDF形式 789キロバイト)
- 福井県鉱工業指数の基準改定の概要(平成22年基準)(PDF形式 602キロバイト)
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