水月湖「年縞」研究展示基本計画を策定しました
福井県にある三方五湖の一つ、水月湖の湖底に眠る「年縞」は、考古学や地質学の分野における世界標準の「ものさし」として、年代測定のクオリティを飛躍的に向上させました。また、年縞に含まれる花粉やプランクトンからは、過去7万年間における、湖周辺の気候の変動や植生の変化などを年単位で復元することが可能です。さらに、堆積相の変化から洪水や地震、火山噴火などの自然災害が発生する周期を知ることができ、新たな研究の進展に期待が寄せられています。
地域の自然環境史や里山起源を解明する上で欠くことのできない世界に誇れる地域資源であり、福井県の豊かな自然と優れた里山里海湖が長年の年月をかけ育んだ、里山里海湖のシンボル的存在であるこの年縞の価値を、さらに高める研究の推進方法や国内外にアピールするための展示方針についての基本計画を策定しましたので、ご紹介します。
水月湖「年縞」研究展示基本計画(PDF形式:1,454KB)
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