【H20.12.26】平成21年度政府予算（案）で、来年中の認可に向け９億円確保[H20.12.24閣議決定]

　平成２１年度政府予算案が１２月２４日閣議決定され、整備新幹線整備事業費では、昨年度より４７０億円増の３，５３９億円（対前年度当初比＋１５．３％：）が確保され、過去最高額となりました。

　そのうち、政府・与党ＷＧの合意事項を受け、整備新幹線の未着工区間について、安定的な財源見通しの確保などの基本条件が全て確認された場合に、直ちに認可・着工が行えるよう、事業費（着工調整費）として９億円、また、整備新幹線建設推進高度化等事業は、南越駅部の設計等を含む未着工区間の所要の調査などを実施する事業費が追加され、昨年度より１．５億円増の３４億円（対前年度当初比＋４．６％）となりました。

　既着工区間の整備事業費の内訳は以下のとおりで、北陸新幹線・長野ー金沢（白山総合車両基地）間の事業費は、１，０００億円を超え、昨年度より２８７億円増の１，１９３億円（対前年度当初比＋３１．７％）となりました。

　なお、平成２０年度第２次補正予算案に整備新幹線の事業費として１９５億円計上され、北陸新幹線では２６億円配分することになりました。

 

平成２１年度政府予算案	平成２１年度 予算額（億円）	平成２０年度 予算額（億円）【補正込】	対前年比 （％）【補正込】
整備新幹線整備事業費	３，５３９	３，０６９【３，２６４】	115.3【108.4】
うち着工調整費（新規着工区間）	９	―	皆増
整備新幹線建設推進高度化等事業費	３４．０	３２．５	104.6

 

財源内訳	平成２１年度 予算額（億円）	平成２０年度 予算額（億円）【補正込】	対前年比 （％）【補正込】
公共事業関係費	７０６	７０６【８３６】	100【84.4】
既設新幹線譲渡収入相当分	７２４	７２４	100
借入金	９２９	６１６	150.8
地方公共団体負担金	１，１８０	１，０２３【１，０８８】	115.3【108.5】
計	３，５３９	３，０６９【３，２６４】	115.3【108.4】

　

線区別	平成２１年度 予算額（億円）	平成２０年度 予算額（億円）【補正込】	対前年比 （％）【補正込】
北陸新幹線	１，１９３	９１１【９３７】	131.0【127.3】
長野ー金沢	１，１９３	９０６【９３２】	131.7【128.0】
福井駅部	０	５	皆減
北海道新幹線（新青森ー新函館）	３３７	１７８	189.3
東北新幹線（八戸ー新青森）	３５０	７００【７６５】	▲50.0【▲54.2】
九州新幹線	１，６５０	１，２８０【１，３８４】	128.9【119.2】
博多ー新八代（鹿児島ルート）	１，６００	１，２７０【１，３７４】	126.0【116.4】
武雄温泉ー諫早（長崎ルート）	５０	１０	500.0
着工調整費（新規着工区間）	９	０	皆増