土砂災害警戒情報の発表基準を見直しました

　大雨による土砂災害の危険が高まったときに、市町長による避難指示や住民の自主避難の参考となるよう

福井県と福井地方気象台が共同で発表している土砂災害警戒情報について、近年の土砂災害発生状況と降雨

の関係を調査のうえで、次のとおり発表基準を見直し、精度向上を図りました。

【土砂災害警戒情報の発表イメージ】

１　5km四方単位で設定していた基準を1km四方単位に細分化

　・5km四方単位（判定格子186個）で設定していた基準を1km四方単位（判定格子4,200個）で設定し

　　たことで、より詳細な地域ごとの警戒情報の提供が可能となります。

２　近年の土砂災害発生事例や降雨事例の基準への反映

　・2004年から2023年7月に発生した土砂災害と降雨の関係を調査のうえで、現行基準よりも多くの土砂

　　災害の発生事例をもとに基準を設定したことで、より実態に即した警戒情報の提供が可能となります。

３　土砂災害のおそれのない場所や人家等がない場所を判定対象から除外

　・最新の土砂災害警戒区域等の指定状況や地図情報等をもとに土砂災害のおそれのない場所や人家等の

　　建物がない場所を土砂災害警戒情報の判定対象区域から除外することにより、避難対象地域の絞り込

　　みを的確に支援できるようになります。

4　福井県土砂災害危険度情報の改善

　・基準変更により、福井県土砂災害危険度情報について、より適切な判定結果となり、危険箇所の絞り

　　込みを的確に支援できるよう改善されます。

土砂災害危険度情報の詳細については、「土砂災害危険度情報の提供について」を参照してください。