カエル類の移動経路確保に配慮した工法
背景とねらい
自然環境保全への関心が高まる中、里地里山の自然環境の保全が求められてきています。農業農村整備事業でも、自然環境への配慮が必要です。
水田周辺に生育・生息する生きものにとって水路のコンクリート化は大きな影響を与えます。特に山際に設置されるコンクリート水路は、里山と水田の連続性を分断します。
カエル類は、里山と水田を行き来しながら生活しているため、カエル類を指標的な生きものと捉え、コンクリート水路の利便性と生きものの移動経路(エコロジカルコリドー)を確保する手法
について検討を行ないました。
技術の内容と特徴
大きさの異なるコンクリート2次製品を活用したスロープ水路工法を開発しました。
水路内に土砂堆積部分を形成することにより、水路に落下したカエルの脱出ポイントが出来ます。
既存のコンクリート製品を利用していますので、材料の入手および経済性に優れます。
水路用地幅は、従来の水路施工幅と同等です。
アンケート
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