いま、私たちの地球に何が起きているのか
すでに進行している地球温暖化と21世紀の予測
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、地球の平均地上気温は、20世紀 の間に約0.6℃上昇したことが明らかになりました。日本の気温上昇は地球全体の平 均よりやや大きく、過去100年で年平均気温は約1℃上昇しております。
また、将来の世界の発展見通しを何ケースか想定して、気候モデルを用いてシミュレーションを行ったところ、21世紀末までに1.4~5.8℃の気温上昇、9~88cmの海面 上昇が予測されています。
■温暖化はどうして起きるのか
温暖化をもたらす犯人は、二酸化炭素などの温室効果ガスです。地球をとりまく大気 には窒素と酸素のほかごく少量のCO2などの温室効果ガスが含まれています。このガス が地表からの熱放射を吸収して大気を温め、地表を一定の温度(15℃)に保つ役割を 果たしています。そのおかげで私たちは、地球上で生活できるのです。
●温室効果のしくみ
- (1)太陽から届く日射エネルギーの約7割は、大気と地表面に吸収されて熱に変わる。
- (2)地表面から放出された赤外線の一部は大気中の温室効果ガスに吸収され、地表を適度な気温に保っている。
- (3)大気中の温室効果ガスの温度が上昇すると、地表への熱の放射がより多くなり、地表の温度がどんどん上昇してしまう。
■大気中の温室効果ガスが増えるとどうなるのか
地球から放出するはずの熱が閉じこめられて気温が上昇します。そうなると、南極の氷が溶けて海面が上昇し低い土地が海に沈んだり、台風の勢力が増したりして、人類が生存していく上で様々な悪影響が起こります。
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