PFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭の適切な保管等について

最終更新日 2025年4月18日ページID 060538

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 今般、国内において、浄水場の水源となっていたダム等から指針値(暫定)を超えるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ペルフルオロオクタン酸)(以下「PFOS等」という。)が検出され、その原因としては、ダム上流に位置する資材置場において野積みされていたPFOS等を含む使用済活性炭からのPFOS等の流出が妥当とされたところです。

 活性炭は水処理等に広く用いられていますが、長期間に渡って野積みし、保管容器の外装が破損したまま雨ざらしで放置するなど不適切に管理した場合、活性炭に吸着したPFOS等が溶出し、環境中への流出による汚染を生じさせるおそれがあります。

 このため、環境省は令和7年3月26日付けで通知を発出し、水道における暫定目標値または公共用水域等における指針値(暫定)を超過する濃度のPFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭(以下「使用済活性炭」という。)の適切な管理や処理を求めているところです。
 令和7年3月26日付け環境省水・大気環境局環境管理課長および環境 再生・資源循環局廃棄物規制課長通知
 PFOS及びPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項(令和4年9月、環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課作成)

 水処理を行い使用済活性炭を排出する事業者の方におかれましては、環境中へのPFOS等の流出による汚染を防止するため、上記の環境省通知を踏まえ、適切な管理および処理をお願いします。 

 また、本県としては、廃棄物となった使用済活性炭の収集運搬や処分を行う可能性がある事業者の方を対象とし、特に留意していただきたい内容について通知を発出していますので、処理の委託を受けた場合には、適切な対応をお願いします。
 福井県エネルギー環境部循環社会推進課 通知 

【PFOS・PFOAとは】
 「有機フッ素化合物(PFAS)」の一種です。2000年代はじめごろまでさまざまな工業で利用され、私たちの身の回りの製品を作る際にも使われていました。
 2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から、 国際的に規制が進み、現在では日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されています。
  環境省リーフレット PFOS・PFOAとは?
  環境省ホームページ 有機フッ素化合物(PFAS)について

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